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梅雨のカレー
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Published By: 3moon
こんにちは、山岸です。関東も梅雨入りしましたね。
なんとなく身体が重だるかったり、疲れが抜けなかったりで、ご飯作るのがめんどくさいから、今日はカレー!なんて日がよくあるのですが、この時期、カレーのように大鍋で調理する料理には注意が必要です。ジメジメとした梅雨は食中毒のリスクが高まります。そんなのわかってるよーと言わず、いま一度確認のために読んで頂けると嬉しいです。
今回の話題に関係している菌として、ウェルシュ菌というものが挙げられます。このウェルシュ菌は、土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している細菌で、カレーの具材になる牛・鶏や魚なども持っていることが多いのです。
空気が嫌いな細菌のため、粘度の高い煮込み料理を大鍋で作ると、鍋底の酸素濃度が低くなるためウェルシュ菌にとっては好都合。酸素の少ない鍋底近くで増殖します。しかも芽胞を一度作ってしまうと、通常の加熱では死滅しません。なにせ、100℃で6時間の加熱にも耐えてしまうのです。
それを防ぐ為にも、調理中はよくかき混ぜ、鍋底にも空気を送りながら加熱しましょう。調理後は早めに食べきるのが一番ですが、残りを保存する場合は室温で放置せずに、速やかに粗熱を取って冷蔵庫に保存しましょう。厚みのない容器などに移し替え、氷や保冷剤の上で混ぜると早く冷えます。
これから夏へ向けて気温もまだ上がるので、このような情報を活用して、安心安全に食事を楽しみましょう。
関係ないのですが、道端にかわいいお花が咲いていたので載せておきます。