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慢性膝痛 のヒント
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Published By: 3moon
こんにちは、三日月です。今回のヒントノートは「慢性膝痛」について考えてみました。
●どんな症状が出る?
歩行痛、正座痛、運動時開始時痛、膝内側の圧痛、疼痛の為の運動制限、
大腿四頭筋の萎縮・筋力低下→階段の下りが困難
関節内反変形が多い、O脚
●これってどういうもの?発生経緯や原因などは何?
一次変性が最も多い。
40代以上の肥満女性に多くみられる。
関節軟骨の退行、荷重、関節運動の作用による摩耗で関節の変形、軟骨のすりへり、
筋力の低下、肥満、動脈硬化、性ホルモンの影響
進行すると関節の腫脹・膝蓋骨の輪郭不明瞭・関節液貯留の為膝蓋骨浮遊感
筋委縮は痛いから動かさない→動かさないから筋肉が萎縮する、とのこと
膝にかかる負担
膝には平地で体重の約3倍、
階段の上り時には約5倍、下りでは約8倍かかると言われています。
●治療はどうやってやる?
水中歩行訓練、鍼灸、マッサージ
経穴では犢鼻、血海、梁丘、鶴頂、内膝眼、女膝
薬物療法・・・ヒアルロン酸ナトリウムの関節内注射、消炎鎮痛剤
末期変形関節症では脛骨高位骨切術・人工関節置き換え術など
●ホームケア・患者様で対応できる改善方法は?
仰臥位・椅子に座っての下肢挙上訓練、水中歩行訓練、湿布薬、
温熱療法(温泉等)、体重減少、杖の使用、正座を避ける、長時間の立位・歩行制限
●今後、どうなっていく?
特に生命にかかわる事はありませんが、変形した骨は元には戻りません。
適切な運動や治療によって関節の痛みを和らげた状態を保つ事ができます。
症状が良くなれば関節の可動範囲が広がり運動がしやすくなるので、
関節の状態が良くなることも期待できます。