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染の小道
裕子です。先日、お休みを頂いて、東京は落合・中井の染の小道というイベントに行ってきました。
落合・中井は昔、染物の街として知られていたそうです。
それを、再び日本や世界へ発信すること、そして、地元の活性化につなげること
を目的とした、住民主体のイベントとの事。
駅につくと、平日の午前中だというのに人だかり。
大学生と見えるボランティアの人たちの声かけで、小学生たちが川に布をかけています。
うーん、なかなかの見ごたえ。
私が子供の頃、母は和裁(着物を縫う)の仕事をしていて、
家にはいつも色鮮やかな反物がありました。
そんなことを思い出しながら川沿いを歩き、とある店へ。
このイベント中、個人のお宅もお店を出したりしています。
この額。素晴らしいと思いませんか?ペーパークイリングという技法で作られています。
拡大するとこんな感じ。なんと、繊細で緻密で、それでいて大胆な。いくら見ていても飽きません。
実は、私の友人の作品です。お店には、この技法を使ったかわいらしいアクセサリーが並んでいます。
どれにしようか悩んでいると、「ゆうこちゃん!」と声をかけられ、友人と久しぶりの再会。
悩んだ末に、髪を留めるアクセサリーを購入させてもらい、お茶をいただきながら、話に花を咲かせました。
彼女は、A.S.Pというブランドで、作品を実際に店舗で販売しているプロ。
書店に並ぶ本にも掲載されたりしている、売れっ子の作家さんなのです。
お茶を飲みながら聞いた話は、彼女のこれまでのいきさつや、苦労話、そして、これからの夢。
控えめな彼女の笑顔の裏には、強い想いや、仕事へのプライド、お客様や作品を大切にする心が
感じられました。それは、とてもすがすがしい風のように私の心を通り抜け、
なんともいえない爽快感をもたらしてくれました。
そして素直に「私もがんばろう。」と刺激を受けました。
その刺激を忘れないように、今も、彼女作のヘアゴムが私の髪を飾っています。
仕事中もつけていますので、こっそり見てみて下さいね。