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アフリカの乗り物☆3
こんにちは!ぶんこの日がやってまいりました。今さら気がつきましたけど・・アフリカの乗り物って、健康と全く関係ないテーマですよね(笑)
しか~し!前回に引き続きアフリカの乗り物ランキングです☆最後まで諦めず、発表しますよ~。
残るはワースト・・
第6位・・馬の荷台
道路からはずれた村(農村地帯)では、車は高くて買えないし、機械は壊れるので不便な為、基本的には馬車での移動になります。馬も裕福な家では大きく立派で偉い感じですが、貧しい家では骨と皮の寂しい感じになります。餌によって馬の体つきが大きく変わってきますので、馬を見れば家の様子が分かります。
ちなみに乗り心地ですが、屋根も窓も何もないので、全身で風を感じられます。晴れていれば最高です。雨ならばびしょぬれです。また、絶好調で猛スピードで走る馬の荷台は危険です。なにしろ、荷台にはつかまるところがありませんから!落ちないように必死なんです(笑)
奥地の村に行くには2・3時間馬車に乗りますが・・これはお尻が痛くてあまりおすすめできません。短距離が一番楽しくのれますよ☆
第7位・・ロバの荷台
歩いて1時間くらいの村に行く為、とぼとぼと一人砂地を進むと・・先に見えるはロバ車!ドンドン近づいてきます。どんどん近づいてきます。
「こんにちは!」とあいさつをすると・・
「乗っていくかい?」とお兄さん。
「うん、乗ってく」
この会話、普通に考えたらおかしいですよね。え・・村に行かないで帰っちゃうの?と思いませんか?
でも違うんです。近づいてくるロバ車は向かって来ているのではなく、同じ方向に進んでいるのです。私が歩くよりも遅く、ゆっくり、ゆっくりと同じ方へ・・。
時間があるときは現地の人とのコミュニケーションの時間として、歩くよりもゆっくりなロバ車に乗ります。急いでいるときはもちろん乗りません。それがロバ車です。ロバは人が運ぶには重たすぎるものを運んでくれるのですが、歩くのが遅いので飼い主にいつも怒られています。
太いムチで叩かれてやっと動くかわいそうなロバです。
夜中になるとロバが鳴くのですが、この鳴き声が・・
すごいんです。
昼間の仕打ちを嘆き悲しみ、悲鳴を上げているような鳴き声なんです。はじめて聞いたときは女性の叫び声と勘違いしたくらい。かわいい顔しているんですけどね・・なんだか切ないロバちゃんです。
これにてランキングは終了です☆
余談ですが、馬やロバ、ヤギ、羊は子供たちが育てていることが多いです。幼い頃から自然と覚えてゆく為、小学校に上がる前くらいで立派に家畜をあやつります。
ある朝の出来事です。畑に向かう途中に、とてつもなく広い草原(というか砂地にわずかな緑)がありました。何もない草原の真ん中には井戸があります(井戸は家や農地から離れたところに掘ります。生活用水、汚水、農薬が井戸水にはいらないようにする為です)
自分の体の5倍はある大きな馬にまたがり、バケツを持った10歳くらいの少年が水汲みにきたようです・・草原を照らす朝日と彼らがなんとも美しくて、遠めで見とれていると、
突然、馬が暴れだしました。あまりの暴れように、水汲みに来ていた人たちはそこから動けなくなりました。狂ったように走り出した馬は草原を猛スピードで走り出し、少年は馬の背中で、バケツを持ったまま、なんとかバランスをとっています。今にも落ちそうで、ひやひやどうすることもできずに立ち尽くしていると、10分程してやっと馬が落ちつきました。馬から下りた少年は動じることもなく、息の荒い馬をなで、水をあたえ、馬をきれいに洗いはじめました。この光景を見て、私はすごく感動しました。少年の強さ、優しさ、成長の瞬間を見たような気がしました。
ま・・余談でした。
次回は何にしましょ・・考えておきますので、待っていてください☆