ご近所のはりきゅう院にご挨拶に行ってきました。
道を一本隔ててはいますが、かなりのご近所です。
徒歩１分くらいでしょうか。
今までは挨拶に行っても、歓迎されないだろうと思って、躊躇していたのですが、せっかく同業なのですから仲良くしようと思いまして。
行ってみたら、感じの良いおじいちゃん先生でした。
その先生はもう開業して60数年もやっているらしいのですが、高齢のため、もうほとんど診療はしていないそうです。
昔からの患者さんを時々治療する程度だとか。
ですから、挨拶に行った時も、
「ああ、私はもう隠居ですから、気にしないで、がんばってくださいね」
と言って頂けました。
ちょっとの挨拶のつもりでしたが、
「まあ、中でお茶でも」
という話になり、近隣の鍼灸の歴史などを教えていただきました。
「20年前くらいまでは良かったが最近はみんなリハビリ施設に行ってしまう。」
とか、
「昔はこの地域に60人ほどの鍼灸師がいた。」
とか、
ずいぶん昔の登録票（昭和25年くらいの）や、ずいぶん昔の施術録（昭和50年くらいの）も見せていただきました。
鍼灸の歴史を感じることが出来ました。
私はまだこの業界に入って10年弱ですので、まだまだですね。
60年やっている先生にはかないません。
でもいつか、私も60年やっていたと言える日が来るでしょう。
その頃には、今よりもっと鍼灸が普及しているといいなぁと思います。
鍼灸の更なる普及を目指して、これからもがんばります！