2016年7月●今月の健康のツボ!Vol.109 湿邪を追い出す●

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昨日の大雨はビックリしましたね。
この時期特有のじめじめした日は体調がなんとなーく優れない。という方も多いと思います。
このような体の不調を引き起こす湿気を、東洋医学では『湿邪』と呼んでいます。

東洋医学では、自然界には風・暑・火・湿・燥・寒の六つの気が存在するという考えがあり、これらが病の原因に変化した時をそれぞれ風邪・暑邪・火邪・湿邪・燥邪・寒邪といいます。

つまり、湿邪とは【自然界にある湿の気が体に侵入し、病の原因となること】です。

心身が健康な状態であれば、これら六つの気に身体が負けないので病気の原因となることはありませんが、何らかの原因により心身のバランスが崩れていると、自然界の気が邪気となって病気の原因になってしまうわけです。

湿邪の特徴は、どんよりと重くて粘り気があり、停滞しやすいこと。
また、水は下に溜まるので、『湿邪』の症状は下半身にあらわれやすいのです。
身体の重だるさやにぶーい痛み、水分の停滞によるむくみ、胃の不調といった症状が現れますが、それらの症状は治りにくく、ずるずると長引くこともあるため注意が必要です。
湿邪は湿気の多い季節によく発生します。まさに今の梅雨の時期に多く発生してしまうので、日々の生活には特に気を付けたいですね。

湿邪を体から追い出して、すっきりとした体づくりをする方法。

1 汗をかく
汗をかくことにより、体内の湿邪を追い出すのが目的です。
散歩・ストレッチなどの軽い運動で汗をかきましょう。お風呂もシャワーではなく、湯船にゆっくりと浸かって全身の血流を良くして、汗をかきましょう。

2 体を冷やさない
暑いからといって、クーラーの効いた部屋ばかりにいると、汗をかくことがなく、 湿邪を体から追い出すことができません。また、体を冷やす冷たい飲食物の摂り過ぎに注意しましょう。なるべく温かくて消化の良いものを食べるよう心掛けましょう。

3 飲みすぎに注意する
冷たいもののとりすぎは、お腹に負担がかかります。喉が渇いたなと感じた時、冷たい飲料をガブ飲みするのではなく、温かい飲み物を少しずつ飲むと、少量で喉の渇きがとれます。
特に汗を中々かかない人は冷たい水分の摂り過ぎに要注意です。

梅雨の時期におすすめ!ハト麦!

ハト麦は、漢方で『ヨクイニン』という生薬として使われるほど効能の高い食材です。
体の水分や血液の代謝を促進させ、むくみの解消に役立ちます。
ご飯と一緒に炊いて食べたり、ハト麦茶として飲んだりなどで、普段の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、ツボ押しも紹介しておきます!
胃腸の働きを整え、水分調節をしてくれます。
●足三里  膝から下に5~6センチほどの場所で、スネの少し外側です。
むくみに対して効果的です。
asisanri
●陰陵泉  膝の内側にあります。内くるぶしから骨際を膝に向かって沿って上がります。
もうすぐ膝というところで骨にあたり指が止まるところです。
inryousen
●三陰交  内くるぶしの上で、指4本分です。
3つの陰が交わると書くツボだけに、同時に3つの経絡を刺激することが出来ます。
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食事や生活のちょっとした工夫で湿邪を追い払い、きたる夏の為に、梅雨をすっきりと元気に過ごしましょう。

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