テスト法のヒント その2

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藤井です。こんにちは。今日のヒントノートは先月に引き続き「テスト法」について考えてみました。

テスト法とは、症状を特定したり、症状の部位を特定したりするために行う検査の事です。施術者の指示に従って関節を動かしていただく事で、どこに痛みなどが出るかによって特定をします。

この検査(テスト)を行うことにより、症状や部位を正確に特定することができ、良い治療を行うためにとても大切です。一つの部位だけでなく、複合的に発生していることもあります。

腱板断裂

ドロップアーム テスト
検査法:肩に激痛がある場合。座位。他動で肩関節90°外転。
    手をはなしゆっくり下ろすよう指示。 腕をゆっくり降ろせなかったり、急に落ちるようであれば、腱板の損傷・断裂を意味する。

上腕骨外側上顆炎

上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘という。これに対し、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘という。ここでは、バックハンドテニス肘

陽性の場合にでやすい障害
 バックハンドストローク時に痛み
 タオルを絞る動作で痛み
 洗濯ばさみをつまむときに痛み

チェアーテスト
前腕部を内側に捻った状態(回内位[手の甲が上を向いた状態])で、肘関節を伸ばし、一定以上の重さの物を持ち上げる際に上腕骨外側上顆部に痛みが現れた場合は陽性。この時、炎症が軽度の場合には違和感程度の場合もあります。この時も陽性。
結構ハードなテスト。
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手関節伸展テスト(トムセンテスト)
患者さんは肘関節を完全伸展する。その状態で、検者は手背部を背側から押さえます。そして、患者さんはその抑える力に抵抗するように手関節を背屈(伸ばす)ように力を入れてもらいます。この時に、上腕骨外側上顆周辺に痛みが現れた時を陽性とします。
また、痛みが出ず、違和感が現れる事もあります。その場合も陽性。

※上腕骨外側上顆炎の急性炎症期は、痛みのためトムゼンテストを行えないこともあります。このような場合に、無理にこのテストを行うとさらに損傷させてしまう事になります。無理な検査はやめておく。
中指伸展テスト
検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。

肘関節内側上顆炎
ゴルフ肘、フォアハンドテニス肘

ゴルフ肘 テスト
座位で肘関節を90°屈曲、肘を固定し、手は開いたまま肘関節を回外、
     内側上顆を触りつつ、患者さんの手関節と肘関節を伸展していく。
肘の内側に痛みが出ると陽性。

リストフレクションテスト
手の甲が床を向くようにして手をグーに握り、腕を前に伸ばし、少し手の甲の方に手首を反らす。
その後、検者がグーにした手を押さえ、患者さんはその力に抵抗するように手首を手のひら側にするように力を入れる。肘の内側に痛みが出ると陽性。

腱鞘炎

フィンケルシュタインテスト
母指を手掌中にしてこぶしをつくり、手首を小指側に曲げる。
橈骨茎状突起部末端の痛みは、腱鞘炎(ドケルバン病)を疑う。

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