テスト法のヒント

藤井です。こんにちは。今日のヒントノートは「テスト法」について考えてみました。

テスト法とは、症状を特定したり、症状の部位を特定したりするために行う検査の事です。施術者の指示に従って関節を動かしていただく事で、どこに痛みなどが出るかによって特定をします。

この検査(テスト)を行うことにより、症状や部位を正確に特定することができ、良い治療を行うためにとても大切です。一つの部位だけでなく、複合的に発生していることもあります。

●むちうちなどの時に使用
スパーリングテスト、ジャクソンテスト。

☆スパーリングテスト      
患者がイス等に座る。施術者が後ろから、患者の頭をつかみ、痛みやしびれが出ている側に傾け、同時に後屈して圧迫する。神経根に圧迫障害があると、患側上肢に疼痛、しびれ感が放散する。追突などの交通事故により、むち打ち(頚椎捻挫)等の傷病名がついたような場合は、まずこの検査。このほかの神経根症状誘発テストとしては、ジャクソンテストも行なう。

☆ジャクソンテスト(肩押し下げテスト)
施術者は患者の後ろに立ち片方の手で、患者の頭を、痛みやしびれがない側に押す。もう一方の手で、痛みやしびれがある側の肩を押し下げます。神経根の支配領域に疼痛やしびれ感が放散した場合は陽性。

●上腕二頭筋長頭腱の腱鞘炎の有無
ヤーガソンテスト、スピードテスト。

☆ヤーガソンテスト
肘を90°屈曲させ、施術者が肘を保持し、患者の前腕を回内位に保つ。施術者の力に対抗して前腕を回外させ、肩関節部(結節間溝部)に痛みが出たら陽性。上腕二頭筋長頭腱の腱鞘炎を示唆する。

☆スピードテスト
患者は前腕回外位で肘関節伸展位のまま前方挙上させる。施術者は一方の手で結節間溝を触診し、他方の手で前腕部に抵抗を加える。抵抗を加える際に、肩関節の挙上角度を変化させて行う。肩関節部(結節間溝部)に痛みが出たら陽性。上腕二頭筋長頭腱の腱鞘炎を示唆

●胸郭出口症候群の時に使用
アレンテスト、モーレイテスト、アドソンテスト、エデンテスト。

☆アレンテスト
首を症状が出る腕と反対側を向いて、症状が出る方の腕を90度立て、橈骨動脈が触れなくなると陽性。椎間板ヘルニア、椎間孔に骨棘形成、斜角筋症候群で陽性になるが、正常者でも陽性になることがあるので注意が必要。

☆モーレイ/モーリーテスト
前斜角筋部を圧迫し、神経を圧迫することによって、疼痛の誘発を調べる。鎖骨上窩の斜角筋上部を施術者が圧迫すると、局所の疼痛と上肢への放散痛を出ると陽性。

☆アドソンテスト
上肢外転位で斜角筋緊張肢位をとらせる。健康人でもかなりの高確率で陽性。

☆頚を背屈させ患側へ回旋、深呼吸を行わせると患側の橈骨動脈が触れなくなると陽性。(他の人に両腕を後ろに引っ張ってもらって症状が誘発されるのであれば陽性)

☆エデンテスト
座っている状態で肩を後下方に引く。脈が弱まったり、停止すると陽性。

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